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老化について
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    先日に引き続いて、店で使っているもう一つの

    灯油ストーブも故障。今度も着火装置が馬鹿になり、

    燃焼中ずっと「ジーッ」と着火しっぱなしになった。

    危険はないようだがうるさくてしょうがないので

    サービスセンターに電話して修理を依頼した。

     

     

    今回も来ていただいたのは、わたしたちが

    「左藤玲朗さん」と呼んでいる仙台のサービスマンの方。

    「やっぱりイグナイター(着火装置のことか)ですね」というので、

    前の修理のときと同じ部品(サービスマンの方の

    足元にある黒い部品)を交換。

     

     

    同じ部品の故障とはいっても、

    前回は「着火しない」、今回は

    「着火しっぱなし」、というわけで、

    どんな現象が出るかは予測が出来ない。

    不具合を把握するには、設計以上に

    繊細な観察と分析力が必要とされよう。

     

    このような経年による機械の不具合は、

    人間に置き換えれば「老化」である。

    免疫学者の多田富雄によれば、「不規則性、不連続性、

    重層性、非整合性などが老化を特徴づけるキーワードである」

    とのこと。一旦老化のフェイズに入ると、

    個体の発生の過程に見られる整合性や法則性が

    機能しなくなり、システム全体が崩壊に向かって

    動き出す。そして、その崩壊までの過程は予測不可能である。

     

    さて、修理が終わった2台のストーブはこれまでと同じように

    作動しているけれども、部品の交換が出来ない「わたし」は

    ひたすら老化の過程を生きていくしかない。

     

    「わたし」のなかに、相対的にでも老いを免れる領域はないものか。

     

    あるとすれば、「意識」だろうか。

     

    | - | 17:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
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