<< 小野哲平×早川ユミ 二人展7.(終了しました。) | main | 石巻の秋 >>
2017年金継ぎ教室はじまりました
0

    今年も恒例の金継ぎ教室がはじまりました。

     

     

    上の写真は、砥の粉と生漆を混ぜて錆を作っているところ。

    漆の分量は多すぎても少なすぎてもダメ。

    混ぜすぎもNG。

     

    この辺の微妙な感じは実際に教室で先生に直接教わらないと

    わかりません。

     

     

    こちらは割れの修理。小麦粉と生漆を混ぜた「麦漆」

    を接着剤として使用します。これはとても強度の高い

    接着剤ですが、中身が完全に硬化するまでには

    一カ月以上かかります。

     

     

     

    作業が終わったらみんなでお昼ご飯を食べます。

    今回は稲荷ずしと煮物、卵焼き、お漬物、

    それからさんまのつみれ汁でした。

    つみれ汁のお椀は、もちろん田代さんの

    「てはじめ椀」です。

     

    石巻の金継ぎ教室の一回目は、

    いつもまだ夏の余韻が感じられるのものの、

    二回目にはすっかり秋が深まり、11月後半の三回目になると、

    いつのまにか冬の雰囲気になります。

     

    金継ぎは手元の細かな作業ですが、気温や湿度に影響を

    受けやすい漆を扱っていると、自然と、季節の変化が

    これまで以上に目に見えるようになっていきます。

     

    外気と遮断された環境で、どんな状況でも

    一定の効果を発揮する素材に囲まれて生活していると、

    人間の感覚はどんどん鈍感になってしまうもの。

     

    金継ぎ教室は、器の修復技術を学ぶ場ではありますが、

    漆というとても繊細な素材を扱うことで、

    人間が本来持っている敏感な感覚を取り戻す

    機会でもあります。

     

    夏から冬へと移ろう季節とともに、

    石巻の金継ぎ教室はゆっくりと進みます。

    | - | 12:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
    コメント
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://blog.kankeimaru.com/trackback/605
    トラックバック